学校日記

【校長室より】生徒の心と体の健康を考える。第1回学校保健委員会を開催しました!(発表スライドも公開します)

公開日
2026/07/14
更新日
2026/07/15

校長室

 岩倉中学校保護者の皆様、地域の皆様、日頃より本校の教育活動への温かいご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
 7月14日(火)に、「令和8年度 第1回学校保健委員会」を開催いたしました。
 今回のテーマは、 『定期健康診断結果について』 『スマホ・ゲームの使い方について』です。
 薬剤師の先生、PTA厚生委員の皆様、そして保健委員会の代表生徒と本校職員が集まり、熱心な報告とグループ協議が行われました。
 今回の委員会において、何よりも特筆すべきは保健委員の代表生徒たちの姿です。生徒たちは、岩中生の現在の健康課題を自分たちで見つけ出し、「どうすれば自分たちの手で改善できるのか?」を深く、真剣に突き詰めました。
 発表に向けた準備期間中、保健委員の生徒たちは何度も話し合いを重ね、データを整理し、どうすれば皆に伝わるか一生懸命に工夫を凝らしていました。
 当日のプレゼンテーションでは、その努力の成果を発揮し、大人顔負けの堂々とした発表を見せてくれました。
 生徒たちの表情には、「自分たちの未来は自分たちで切り拓く」という、頼もしい決意の光が宿っていました。
 そんな生徒たちの熱い想いと、悩みながらも導き出した、現在の岩中生がどんな健康課題に直面し、それをどうやって主体的に乗り越えようとしているのか、リアルな現状をぜひ皆様にも知っていただきたく、今回の学校保健委員会で使用した「発表スライド」をお届けいたします。以下よりご確認いただけますので、生徒たちの健康状況や、今回の調査結果の詳細について、ぜひご家庭での対話にお役立てください。

■ データから見る、岩中生の健康課題(スライド第1部)
 今回の定期健康診断結果の報告では、中学生ならではの生活習慣の課題が浮き彫りになりました。
・「成長曲線」の活用:個々の発育を正しく見守るため、学校医の先生とも連携しながら個別支援に役立てています。
・「肥満」と生活習慣:肥満度は全国平均を若干上回る傾向にあります。身長の伸びが落ち着く時期だからこそ、「活動量(運動量)」の確保が大人への肥満を防ぐカギとなります。
・「視力低下」の著しい進行:1人1台タブレット端末の導入後、全国的にも課題となっていますが、本校でも視力C以下(0.7未満)の割合が高まっています。デジタルデバイスとどうメリハリをつけて付き合うかが今、問われています。

■ 保健委員会の分析!スマホ使い方「3つの危険な傾向」(スライド第2部)
 本校保健委員の生徒たちが、全校生徒729件のアンケート結果から、使い方を鋭く分析してくれました。
1. 「なんとなくスマホ」型(無意識にエンドレスで見続けてしまう)
2. 「だらだら・うっかり」型(5分だけのつもりが大幅オーバー、勉強中に見てしまう)
3. 「そわそわスマホ」型(返信や通知が気になり、手元にないと不安になる)
 家庭でのルールを「守っているが、実際は難しい」と感じている生徒が約6割もいます。
 しかし、「健康な生活を守るために、ルールは絶対に必要だ」と自分自身で気づき、自制したいと考えている生徒が大多数(約7割)でした。

■ 【気になるギモン】スマホの使用時間と「学力」の意外な関係
 本日の学校保健委員会内でも話題となりましたが、多くの保護者の皆様が心配されているこの疑問について、文部科学省などの全国調査でもはっきりとしたデータが出ています。
 実は、平日にスマートフォンを長時間(3時間以上)使用している生徒ほど、国語や数学(算数)のテストの正答率が低下する傾向があります。
 さらに興味深いのは、「毎日たっぷり勉強しているけれど、スマホも3時間以上使っている子」よりも、「勉強時間はそこそこだけど、スマホは1時間未満に抑えている子」の方が、テストの平均点が高いという結果です。
 長時間のスマホは、脳を疲労させて記憶の定着を妨げたり、睡眠不足を招くだけでなく、通知によって集中を細切れにしてしまうため、学力に直結してしまいます。
 まさに「うっかりスマホ」や「そわそわスマホ」をどう防ぐかが重要なポイントです。

■ 最後に:地域・家庭と手を取り合って
 学校保健委員会を終えて、改めて強く感じたことがあります。
 それは、デジタル端末を「完全に遠ざける」のではなく、「いかに自分に合った工夫を身につけ、主体的にコントロールできるようになるか」が大切だということです。
 子どもたち自身が「今の使い方ではいけない、メリハリをつけよう」と自らルールを決め、守ろうとしています。
 ぜひご家庭でも、今回の「5つのスマホタイプ」を話題にしていただき、「子どもへの一方的な制限」としてではなく「家族全員で実践する健やかな生活習慣の工夫」を、温かく話し合ってみてください。
 岩倉中学校は、これからもご家庭や地域の皆様と一体となり、子どもたちの心と体の健康を守り、育んでまいります。
 今後とも温かいサポートをよろしくお願いいたします。