学校日記

5/23<校長室より>「当たり前」の進化

公開日
2015/05/23
更新日
2015/05/23

校長室

 まず、写真を注目していただきたい。修学旅行出発時、名古屋駅に集合した時の生徒の様子である。
 ご覧のようにすべての生徒の視線が指導者に注目している。
 駅構内なので当然人通りがある。それを邪魔しないように細長く集合しているため、端の生徒には指導者の声は届きにくい。
 しかし、目の前を通行する歩行者に惑わされることなく、指導者の言葉を一言も聞き逃すまいと集中する生徒たちの姿勢が素晴らしい。
 必要なことを聞き漏らさず一回で聞く。この姿勢が修学旅行を成功へと導いた。

 昨日の学校への到着式でも、生徒たちの私語は一切ない。出迎えていただいた保護者の中から「静かにしろ!」と声を出していただけた方があったのも、それをうけて保護者の皆様が静粛にしていただけたのも、すべてはこの生徒たちの真剣な雰囲気が醸し出したものに相違ない。
 山中湖ペンション村のオーナーさんたちが入村式を見て、「280名を超える生徒さんがこれだけ静かに集中できるのは素晴らしい」と絶賛していただけた。生徒たちも、オーナーさんのような外部の方から直接褒めていただけたことは、大きな自信となったに違いない。
 
 誰にでもできる当たり前のことを誰にも真似できないくらい自然にできるようにする。このことを掲げて3年目。このように、真剣に「当たり前」を追求しようとする生徒たちの純真さに感化される毎日を心から幸せに感じている。
 岩中の「当たり前」は着実に進化している。