本日は、あと9日で卒業する3年生にとって最後の朝会となりました。
8時15分開始ですが、いつも1〜2分前には整列が完了して開始します。
これが1年間続いたのも、3年生がお手本を示してきてくれた成果です。
生徒会では、3年生への感謝の気持ちを表すとともに、伝統を引き継ぐため、「送る会」などの活動を計画しています。
今日から生活委員会が始める「そろえるキャンペーン」もその一つです。お世話になった3年生に気持ちよく卒業してもらえるよう環境を整えます。
今日の朝会では、その説明や、奉仕委員会によって先日行われた「プチ資源回収」の表彰などが行われました。
(2月24日校長講和)
ソチ・オリンピックが閉幕しました。日本は8個のメダルを取るという好成績を修めました。メダルを取ることも尊いですが、メダルが取れなくても、自己ベストの更新、怪我から復帰しての再挑戦、燃焼の末の無念な引退など、たくさんの尊いドラマがありました。
その中の1つに、フィギュアスケート浅田真央選手のフリーの演技があると思います。ショートプログラムで16位と出遅れた浅田選手でしたが、メダルの望みが絶たれたなかで、フリーでは、ほぼ完璧な演技を見せて自己最高得点を更新しました。
ある新聞には、「勝つために全力を尽くすのは、じつはやさしい。負けと決まったあとに、全力を尽くすのは誰にでもできることではない。」と書かれていました。
浅田選手は、「自分を支えてくれた人たち全てに恩返しをするつもりで演技しました」と語りました。きっとこの気持ちが人を感動させる演技につながったと思います。
さて、3年生の皆さんは、今、受験の真っ只中です。受験に限らず、これからの人生には、いくつものハードルがあります。うまくいくこともあれば、いかないこともあります。しかし、オリンピックで多くの選手が見せたように、うまくいったからと言って油断せず、うまくいかなかったからと言って落ち込まず、気持ちを切り替えて、次に臨むことが大切です。
卒業後の進路が決まった人も、これからの人も、卒業後に備えて、もうひと踏ん張りしましょう。
話は変わりますが、このメンバーで朝会が行えるのも今日が最後です。校長先生は、この 1年間、朝会があるたびに、これだけの人数の生徒が時間までにきちんと整列できることを大変誇らしく思ってきました。このような伝統を作ってきてくれたのは3年生の皆さんです。明日の送る会では、心から感謝とお祝いの気持ちを表しましょう。そして、1・ 2年生にとっては3年生との、3年生にとっては1・2年生との残り9日間の生活を大切にしましょう。