学校日記

12/22 2学期終業式式辞

公開日
2015/12/22
更新日
2015/12/22

校長室

 今日で2学期を終業します。全校802名の皆さん,2学期を振り返って,どのような思いを抱いているでしょうか。
 校長先生は、どの学年も、体育大会や合唱コンクールなど、仲間とともに乗り越える大きな行事を経験し、肉体的にも精神的にも大きな成長を遂げることができたと思っています。
 1年生は、名古屋班別分散研修や、被爆体験を聞く会に向けた平和学習などを通して、中学生としてしっかり考えて行動する力が高まってきたと思います。小学生の時とは比べものにならないほど逞しくなってきた1年生、4月から迎える後輩の、よきお手本となると確信しています。
 2年生は、部活動や生徒会において、3年生に代わって学校をリードする立場になりました。10月の職場体験学習では、各体験先の皆さんから「自分から気づいて進んで仕事をするすばらしい生徒さんでした」などという、高い評価をいただきました。3年生を引き継ぐ立派なリーダーとして、ますます成長してくれると確信しています。
 3年生は、いよいよ義務教育の最終段階を迎えました。体育祭の応援合戦やコスモス祭、合唱コンクール、各種ボランティア活動、今年から始まった教科係会でのリードなど、どれ1つをとっても中学校生活最後を意識して、誰もが輝ける姿を魅せてくれました。卒業までにさらに多くの活躍をして有終の美を飾ってくれると確信しています。
 そして、もう一つ全校の皆さんがとてもがんばったことの一つに「2分前着席」があります。
 生徒議会で決めた目標は「目指せ!10日連続!90%超え!」です。これは、23学級のうち21学級以上が、1時間目から6時間目までのすべてにおいて、全員2分前着席できる日を10日連続で行うという高い目標です。
 残念ながら、この目標には未だ達成していませんが、取り組み始めてから50日の間に、随分達成率が伸びてきました。
 このグラフは、この間の達成率を表したものです。グラフが示すように、はじめのうちは平均達成率が50パーセントちょっとでしたが、最近はほぼ70パーセントになってきました。これを見ると岩倉中の当たり前が、確実にレベルアップしていることが分かります。
 生徒会にネックウォーマーに関する意見が出されてから、まずは自分たちの生活を見直してから着用することにしようと話し合い、2分前着席に取り組んできたことはすばらしいことです。
 校長先生は、すでに充分自分たちの生活を見直せたので、3学期からネックウォーマーを着用してもいいと思っています。ただ、これについては、もう少しルールをきちんとしてから3学期の始めにお話したいと思っています。寒い時期になりましたが、もう少し待ってください。
 ルネサンスの時代に活躍した偉大な芸術家であるミケランジェロは、こんな言葉を残しています。
「本当の危機は、高い目標に到達できないことではない。低い目標に到達してしまうことだ」
 目標が低くて、すぐに到達してしまったら、それ以上進歩はありません。高い目標を掲げ、徐々にレベルアップしている皆さんのことを誇りに思っています。今後も、高い目標に向かって、努力し続けましょう。