学校日記

【校長室より】「やってみなければわからない」の先にあるもの

公開日
2026/06/25
更新日
2026/06/25

校長室

 少し前のことになりますが、6月1日の朝会にて、私から生徒たちへあるドラマの話を交えてメッセージを伝えました。

 それは、廃校の危機に瀕した普通の水産高校の生徒たちが、宇宙食の開発という「不可能」に挑んだ実話をもとにしたドラマです。その中で、教員役の北村匠海さんが口にする「やってみなければわからない」という言葉が、私の心に深く刺さりました。

 最初から「無理だ」「意味がない」と諦めて挑戦しなければ、失敗して傷つくことはありません。しかし、同時にそこからは何も生まれません。私の好きな言葉に「トライアンドエラー(挑戦と失敗の繰り返し)」があります。私たちが今、当たり前のように使っている便利なものも、かつての人々が何度も失敗を重ね、挑戦し続けたからこそ生まれたものです。「やってみなければわからない」という気持ちで、まずは一歩を踏み出してほしい。そして、挑戦するみなさんの一番の応援団(サポーター)でありたい――。そんな思いを生徒たちに語りかけました。

 実は先日6月23日(火)、私は学校評議員を務めている愛知県立岩倉総合高等学校の第1回学校評議員会に出席し、授業を拝見する機会がありました。

 そこで目にしたのは、まさに「探究学習」の一環として、今度地域の行事で一緒にブースを立ち上げる地元企業の方々の前で、自分たちが出品したいものについて堂々とプレゼンテーションを行う高校生たちの姿でした。

 地域の大人たちを前に、臆することなく自分の考えを伝えるそのまっすぐな瞳、そして堂々とした立ち振る舞いに、私は深く心を打たれました。

 彼ら、彼女らもきっと、ここに至るまでにたくさんの「トライアンドエラー」を繰り返してきたはずです。「やってみなければわからない」と勇気を出して一歩を踏み出し、失敗を恐れずに仲間たちと試行錯誤を重ねてきたからこそ、あのような素晴らしいプレゼンテーションができたのだと確信しました。

 高校生たちの頼もしい姿を見て、改めて岩中生の顔が思い浮かびました。 「やってみなければわからない」。 本校の子どもたちにも、この岩倉総合高校の先輩たちのように、失敗を恐れず、ワクワクするような挑戦にどんどん飛び込んでいってほしいと思います。そして私たち教職員は、これからも生徒たちの挑戦を全力で支える最高のサポーターであり続けます。