尾北支所陸上大会の表彰伝達・生徒会・委員会からの連絡に引き続き、校長先生からモンゴルとの岩倉市国際交流活動の紹介を通してモンゴルについてのお話がありました。写真は3年生学年長が整列の指示と呼びかけをしているところです。
(6月15日 校長講話)
これは、ある国の国旗です。どこの国の国旗か分かる人はいますか?
モンゴルの国旗です。
皆さんも知っているように、岩倉市では毎年「中学生海外派遣事業」でモンゴルへ生徒を派遣しています。今年も夏休みに18名、岩倉中学校からは12名の生徒がモンゴルに行きます。
一昨年度までは、モンゴルに行くだけだったのですが、去年から、新モンゴル高等学校の校長先生から頼まれて、モンゴルの生徒を岩倉市で受け入れることになりました。今年は、来週の金曜日から8日間、生徒20名が岩倉市にやってきて、皆さんの家などにホームステイをします。再来週の月曜日から3日間は登校して、皆さんと一緒に授業を受けます。楽しみですね。
さて、せっかくですので、モンゴルのことを少し勉強しておきましょう。モンゴルはロシアと中国に挟まれた内陸国、つまり海がない国です。標高が高くて、国土の約8割が草原です。
この写真はモンゴルの代表的な風景です。もちろん首都ウランバートルのような都市には、マンションが立ち並んでいますが、今でも少数の人は、このような遊牧生活をしています。草原の上にぽつりぽつりと見える白い建物は「ゲル」と呼ばれるモンゴルの伝統的な家です。馬や羊の餌を求めて移動するので、折りたたみ式のテントのような家です。
ゲルの中は、どれくらいの広さだと思いますか。これがゲルの中の写真です。中央にはテーブルとストーブがあって、周りにはベッドが並んでいます。部屋は1つですが、日本のワンLDKよりは、ずいぶん広そうですね。
ところで、ゲルでの生活は、電気がない不便な生活だと思いますか。これは最近のゲルの写真です。パラボラアンテナとソーラパネルがついています。このことからどんな生活か想像できますね。
モンゴルは伝統的な暮らしを守りながらも、世界に目を向けてどんどん発展している国です。特に日本のことを見習おうとしています。新モンゴル高等学校も日本の教育制度に習って作られた学校で、多くの生徒が日本語を話せます。再来週の月曜日には、モンゴルの生徒が岩倉中学校に来ます。朝会では簡単な歓迎会も行います。日本の学校の良いところをたくさん見てもらえるといいですね。