学校日記

4/27 <校長室より>生徒朝礼

公開日
2015/04/27
更新日
2015/04/27

校長室

 今年度最初の生徒朝礼を行いました。
 1年生にとっては初めてにもかかわらず、時間厳守で集合し、整然と整列しました。また、話を聞く態度もすばらしく、全員が朝礼台に顔を向け、集中して聞くことができました。
 表彰式と議長等の任命のあと、私からは次のような話をしました。

<講話より抜粋>
 新年度が始まって、間もなく1ヶ月になります。すでに1年生も「ABCDの原則」を守れる人ばかりでうれしく思っています。全校生徒800名で、岩中生の当たり前をさらにレベルアップしていきましょう。
 さて、「当たり前」と言えば、まず「あいさつ」です。昨年度の保護者アンケートでこんな感想をいただきました。
「授業参観で学校に行くと、進んで挨拶をしてくれる生徒たちばかりで、きちんとしている印象を受けます。」
とてもうれしい感想ですね。
 「あいさつ」というと思い出す人がいらっしゃいます。福岡県の「あいさつボランティア大使」平岡三光さんです。平岡さんは、49年間もあいさつ運動を続けてみえて、69歳の今も、毎朝、地域の小・中学校の校門に立って、子どもたちにあいさつをしていらっしゃいます。
 平岡さんは、小学3年生のころから6年間、新聞配達をしていました。ご両親に「あいさつする人間に不幸はない。相手にきちんと聞こえる声であいさつしろ」としつけられたので、毎朝3時半に起きて「おはようございます。朝刊です。」と大声であいさつしながら、新聞を配っていました。最初は、だれも聞いていないと思っていたあいさつでしたが、そのうち、「いい声だね。がんばって」と励まされたり、「あなたの元気な声のおかげで早く起きられるようになったよ」と感謝されたりして、「あいさつをすれば喜んでもらえる」ということを実感したそうです。
 この感動をみんなに味わってもらいたいと思ってあいさつ運動を始めたところ、周りの人たちが、自然とあいさつを交わすようになっていきました。
 平岡さんは「こちらが心を開けば、相手にも必ず通じるんです」と力を込めておっしゃいます。
 あいさつは、最も簡単にできる、人を敬う行為です。あいさつは、する方にとってもされる方にとっても、心を開く鍵なのです。
 「ABCDの原則」は、誰にでもできる当たり前のことを、誰にも真似できないくらい自然にできるようにすることです。まずは、誰にでもできる「当たり前のあいさつ」を、誰にも負けないくらい当たり前にできる岩中生になりましょう。