12/3 しなやかな感性
- 公開日
- 2014/12/03
- 更新日
- 2014/12/03
校長室
月曜日に行った人権映画と講演、計150分に及ぶ会をすべての生徒が集中して聞くことができました。特に耳が不自由な斉木さんのトークには、全員が身を乗り出して耳を傾ける集中力でした。
その後の感想からは、生徒が映画やトークの内容をまっすぐに受け止め、多くのことを感じとる豊かな感受性を感じることができました。
以下に生徒の感想の一部を紹介します。
私は今日の会で、勉強などの何よりも大切なのは「人を思いやることと優しさ」ということを知りました。人を動かすのは「指示」ではなく「優しさ」で柴田さんが従業員のために行ったことがホテルの中で生かされていたからあんなすてきなホテルになれたんだと思います。あゆみさんのお話を聞いて「みんなに伝えたい」という気持ちがとても伝わってきて感動しました。「優しさ」はとてもすばらしいものなんだなと思いました。(1年女子)
僕が今回の人権について考える会を通して思ったことは、障害などをもっている人たちがよい環境で生きていくことに大切なのは「勇気」と「出会い」だと思いました。斉木さんのように障害に負けず前に進む勇気とそれを受け入れてくれるような柴田さんなどとの「出会い」。この2つを考えられる人になりたいと思います。(3年男子)
私が今回のお話で一番心に残っているのは斉木さんのお話です。私たちには想像できないつらさの中で生きてきて、今このように元気に私たちにがんばれと勇気づけていらっしゃいます。斉木さんはお話をしてくださっているとき、一生懸命話されているのが伝わりました。斉木さんのおっしゃっていられたように、どんなにつらいときもどんなに苦しいときも笑顔でいることを忘れずに生きてきたいと思います。そして斉木さんをこんなにすてきな人に変えてくださった柴田さんを尊敬します。私もすてきな人になり、すてきな人にさせてあげられるような優しい人になりたいと思います。(3年女子)
私は今日の機会を通してたくさんのことが学べました。まず一人一人は同じ人で、同じ人でもそれぞれみんな違いもあります。なので、その違いをいろいろ言うのはおかしなことだと思いました。それをみんな分かっていく必要があるとともに、違いがあるからと言って特別扱いをするのではなく、一人の人として平等に接するのが普通なんだと思いました。斉木さんの話を聞いてとても勇気が出ました。障害があって大変なこともたくさんあるけれど、それを超えて自分の目標・夢のためにがんばっている姿を見て、私も斉木さんのようにこれからチャレンジしていきたいと思いました。(3年女子)
人を思いやる心、人ってすごいなあと思いました。「人が優しい人を創っていく」だから、私はもっとたくさんの人と関わり合いたいし、その人のよいところを認め、優しい人に思いやりのある人になりたいです。あゆみさんのお話では、「いつも笑顔でいよう」「何事にも失敗することを恐れずにチャレンジしてみよう」と思いました。あゆみさんは耳が聞こえないことできっと私の想像力を超える苦労をしてきたと思います。けれど、今日笑顔でお話をしてくださり、すごいなと思いました。これからつらいとき、苦しいときには「笑顔で」そして耳が聞こえなくてもがんばっているあゆみさんのことを思いだし、がんばりたいです。(1年女子)
私は、会を終えていろいろ思ったことがありました。まずは映画を見て人を変えられるのは人なんだなと思いました。体や心の病にかかっている人でも他の人によって明るく変わることができることがすごいと思ったし、コミュニケーションの大切さを映画と話を聞いてよく分かりました。病気や障害をもつ人は健康である私たち以上にがんばっているので「○○だからと差別などせず、一人一人とちゃんと接することが必要だとも強く感じました。(2年女子)
柴田さんはどんな人でも関係なく従業員と呼んでいたりして、私は「すごいな」と思っていたけど、柴田さんにとっては普通のことで、そんな人がたくさん増えればいいし、私もそんな人になりたいなと思いました。あゆみさんは聴力を失っていて上手にしゃべれないのに、たくさんの人の前で笑顔でしゃべっていてびっくりしました。私はあゆみさんを応援したいなと思いました。私は勉強はできないけど、毎日笑顔でいることや優しい心をもつことはできるので、そのことを大切にして生活していきたいと思いました。そして、「一人じゃない。いつでも仲間がいる」と言うことを忘れずに生きていきたいです。(1年女子)