学校日記

6/22 「青少年に関する生活実態調査」に想う

公開日
2014/06/22
更新日
2014/06/22

校長室

 岩倉市青少年問題協議会が、市内の中学校2年生を対象に隔年で行う「青少年に関する生活実態調査」(H26.1調査実施)のまとめが発行されました。
 「家庭生活の様子」「地域社会との関わり」「体験活動の現状」「規範意識の現状」などを幅広くアンケート調査したものです。
 この中から注目すべき点をいくつかご紹介します。
 まず「朝の挨拶」からです。家庭での朝の挨拶を「よくする」「わりとする」の回答を合わせると、全体で75%、4分の3の中学生は朝の挨拶ができています。朝の挨拶を「よくする」「わりとする」の回答について、22年、24年、26年を併記すると【69%→68%→75%】となり、24年に比べ7ポイントも上回る好ましい結果が得られました。
 次に「家事への関わり」に関する4つの質問についてです。
1、「部屋の掃除」については「よくする」「わりとする」と回答した中学生は77%、約8割の中学生は自分の部屋の掃除をよくしています。しかし、経年変化は低下傾向です【83%→75%→77%】。
2、「食事の後片付け」については、「よくする」「わりとする」を合わせると68%、約7割の中学生が取り組んでいます。しかし、22年と比べると8ポイント下がっています【76%→71%→68%】。
3、「家庭で分担された仕事」が「ある」「わりとある」と答えた中学生は48%です。約5割の中学生は家事分担があり家で頼りにされているようです。しかし、22年と比べると12ポイント下がっています。【60%→46%→48%】
4、一方で「家族の一員として手伝いをするのは当然である」に「あてはまる」という回答は全体で80%で、8割の中学生が「手伝いするのは当然である」という意識を持っています。経年変化も下がってはいません【80、75、80】。
 つまり、中学生の家事分担は22年と比べると減少しています。しかし、中学生の8割は「手伝いをする」のは当然であるという意識をもっています。家族の一員として、その成長段階に応じた役割を自覚させることは、自立への大きな一歩となります。子どもに手伝いをさせ、さまざまな家の中の仕事を学ばせ自主性や協調性を育てたいものです。

※調査の詳細については岩倉市教育委員会生涯学習課へお尋ねください。