さわやかな青空の下、今年度2回目の朝会を行いました。
今日は、春季合同練習会で優勝したソフトテニス部男子と、ソフトテニス部女子を表彰しました。日頃の練習の成果の表れです。すばらしいことだと思います。
校長講話では、感謝することの大切さを話しました。
生徒会長からは「避難訓練に真剣に取り組もう」という話が、生活委員からは「授業での挨拶をしっかりしよう」という話がありました。
週番の先生からは「リンカーンという映画から差別はいけないことだと痛切に感じた。これからの宿泊的行事などで新しい仲間と良好な関係を築くために友達のいいところを見つけよう」という話がありました。
全校生徒のきびきびとした行動で、短時間で集中した朝会ができました。
まど・みちお という人が書いた詩に「朝がくると」という詩があります。
「朝がくると
まど・みちお
朝がくると とび起きて
ぼくが作ったのでもない
水道で 顔をあらうと
ぼくが作ったのでもない
洋服を きて
ぼくが作ったのでもない
ごはんを むしゃむしゃたべる
それから ぼくが作ったのでもない
本やノートを
ぼくが作ったのでもない
ランドセルに つめて
せなかに しょって
さて ぼくが作ったのでもない
靴を はくと
たったか たったか でかけていく
・・・
このあとまだ続きますが、
「ぼくが作ったのでもない」ということは、「誰かが作ってくれた」ということです。私たちの日常は、ほとんど誰かの世話になっています。そう思うと、世話をしてくれた人にありがとうと言う気持ちになります。ご飯を作ってくれた人にありがとう、洋服を作ってくれた人にありがとう。洗濯してくれた人にありがとう。
校長先生は今、自分が運んだのでもない朝礼台の上で、自分が用意したのでもないマイクを使って話しています。指令台を運んでくれた人ありがとう、マイクを用意してくれた人ありがとう。
私たちの日常は自分だけではできないことばかりです。
運動部の人は今、春の大会を行っています。コートがなければ試合はできません。コートにありがとう、コートを整備してくれた人にありがとう。審判がいなければ試合はできません。審判にありがとう。戦う相手がいなければ試合はできません。勝つことも負けることもできません。試合の相手には勝っても負けてもありがとう。
「できる人」になるために、当たり前のことの中に「ありがとう」を入れましょう。
「ありがとう」という当たり前のことを、バカにしないで、ちゃんと言える人こそ、できる人です。
校長先生の話を聞いてくれて、ありがとう。