学校日記

そろえる

公開日
2013/04/03
更新日
2013/04/03

校長室

本校の生徒指導の合い言葉は「そろえる」です。
これに関して、愛知県教育振興会が発行する家庭教育月刊誌『子とともに ゆう&ゆう』  の4月号に掲載された、本校生徒指導主事の書いた文章を以下に紹介します。

題名は「そろえる」です。
『整頓されていないトイレのスリッパを見たとき、心が落ち着かない嫌な気持ちを抱きました。目に見えているものが乱れていくと、心も乱れていきます。
今、私の中学校では、全校で「そろえる」をテーマに様々な活動をしています。集団がともに生活をするために、欠かせないこと。それは、どれだけ他を気づかい、人のために行動できるかにあると思います。その心を育てるためにまず、げた箱の靴をそろえることから始めました。自分の靴を毎日そろえることは、自分を律することにつながります。自分の靴を毎日そろえることができる人は、乱れている靴もそろえることができます。きれいにそろえられた靴を見た人は、感謝のこころを覚えます。そして、自分に気づき、他に気づくようになります。更には、お互いを思いやる集団につながっていきます。
中学生という思春期の時期にこそ、このような人の気持ちを考えられる心を育てることが大切だと思います。今はトイレのスリッパはきれいにそろっています。乱れているスリッパや靴をそろえている生徒の姿も見られるようになりました。目に見えるものをそろえていくことは、目に見えない心を育てていくことにつながっていくと信じています。』

いかがでしょうか。
靴、机やトイレのスリッパ、あいさつ、時間…、小さなことでもそろえることで一人一人の気持ちもそろい、みんなが気持ちよく生活できるようになります。落ち着いて学習に集中できるようになります。
本校では職員も生徒も、小さなことからそろえることで、互いの気持ちをそろえ、共感的な人間関係を深めようとしています。
保護者や地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。