12/6<伝えたい生徒の言葉>「尊きいのち みつめて」
- 公開日
- 2015/12/06
- 更新日
- 2015/12/06
校長室
先日、2年生を対象とした学校保健委員会で、交通事故で中学生のお子様を亡くされた、佐藤逸代さんのお話を伺いました。演題は「尊きいのち みつめて」です。
講話を聞いた2年生の感想を以下に紹介します。生徒たちが真剣に考えた様子が伺えます。
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私は正直、自分のことを大切にできていなかったなと思いました。死にたいって考えたこともあったし、自分がいなくなったところで何も変わらない、時間は過ぎていく、そう思っていました。でも、今日のお話を聞いて、そうじゃないんだなと思いました。家族の苦しみ、悲しみが痛いほど伝わってきました。自分がいなくなったら誰かが悲しむ。家族がかわってしまう。だからこそ、命を大切にしなくちゃいけない。私はいつ死んでしまうかわからない。だから、今を精一杯に生きたいです。どんな命でも大切に大切に守っていかなければならないと思います。
最近、少しでも嫌なことがあると「死にたい」だとか言ってしまう。自分はもちろん言ってしまうけど、周りの人もよく言ってしまっていると思う。要は、「死ぬ」という、本来重いはずの言葉がどんどん軽くなって日常的に言われていることに気づいた。今日のお話を聞いて、「命」や「死ぬ」ことが実際どれだけ重いことなのかに気づかされた。聞きながら、「もし、ここにいる誰かが永遠にいなくなったら?」と考えると、想像をはるかに超えるものなのだろうと思う。自分も今まで「自分に価値なんてあるのだろうか」と思っていたけれど、価値がない人っていうのは絶対ないんだなあと思った。
僕は、命というものについてあまり考えたことがなかったけど、今日の話を聞いていろいろ考えました。自分の命をどれだけ大切にしているのか、どれだけ他の人に大切にされているのかを考えていたら、命っていうのは本当に大切に大切にしなければいけないんだなあと思いました。これからは、今までよりももっと自分の命、他の人の命を大切にしていきたい。
私はお話を聞いて、命は本当に大切なんだと改めて思いました。私は、今日講師様がおっしゃっていたとおり、交通事故とは自分に関係ない、自分や兄弟、親などが交通事故になんか遭うはずがない、と思っていました。お話を聞いて、自分や家族が交通事故に遭うことがあるかもしれないとよく分かりました。私は自分のことを別にどうでもいいと考えていました。でも、親は自分の塾の帰りが遅くなると知ったら、暗くて危ないから自転車じゃなくて一緒に車で行こうと言ってきます。私は、一人で行けるのにと、いつも仕方なく乗っていました。ですが、親がどうしてそんなことを言うのかなど考えたことがありませんでした。これからはもっと家族と向き合って「ありがとう」と言えるようになりたいです。