学校日記

10/23<校長室より>真剣な取組、福祉実践教室

公開日
2015/10/23
更新日
2015/10/23

校長室

 これまで1年生で行っていた福祉実践教室を、今年度から3年生での実施としました。
 これは、総合的な学習の時間のカリキュラムを「キャリア教育」と「郷土の未来」という二つの軸で再編し、それらを各学年の教育課程にバランスよく配置した結果です。
 昨年度までの1年生も、それぞれの講座に大変興味をもって取り組んでいましたが、今年は3年生だけあって、やはり深い視点から学習している様子が見られました。
 例えば、車椅子体験では、積極的にトイレや階段などに近づき、車椅子を使用するには十分なスペースがないことなどの問題点を見つけ出す様子が見られました。
 また、点字の学習では、単に点字を打つだけではなく、読む人は凸面を読み取るが、打つときは凹面を打つことになるので、点字を表した図がどちらの側から書いてあるのかを議論しながら打つ様子が見られました。
 学年が変わってどんな学びになるか若干の心配がありましたが、生徒は発達段階に合った深い学びをしていたように思います。
 相手の立場に立ったり、社会的な文脈で考えたりするなど、学年が進めば着実に成長していることが実感できる学習活動でした。