学校日記

10/20 読書の窓 「ひろったラッパ」

公開日
2015/10/20
更新日
2015/10/24

図書館より

朝読書でボランティアさんに読んでいただいた本の中から紹介します。

「ひろったラッパ」新美南吉 作 葉祥明 文
にっけん教育出版社

「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」「おじいさんのランプといった代表作のイメージとはやや異なります。第一次世界大戦の前年に生まれ、第二次世界大戦の最中に夭折しした作者が日中戦争時に書いた、根底に反戦をうたったと考えられる作品です。
原作を読みやすいように葉祥明さんにより現代文化されています。

偶然にも2クラスで読んでいただきました。生徒からは「うまく言えないけれど考えさせられた」「戦争のためでなく人のためのラッパになったところがよかった」といった感想がありました。
戦後70年が経ちますが、だからこそ今読んでおきたい、戦時中の風景が見えてくるような1冊です。