全学年そろって朝礼が行われました。表彰伝達・生徒会・委員会からの連絡に引き続き 校長先生より岐阜市立伊奈波中学校陸上部で引き継がれている「角砂糖1個の思想」を 通して当たり前の実践を大切にしていこうというお話がありました。
(5月25日 校長講話)
先週、3年生は修学旅行に行ってきました。どこに行っても素晴らしい行動で、訪問先の人々から大いに褒められました。日頃学校で行っている当たり前が、他の場所でも自然に行えるのですね。当たり前を身につけておくことは、改めて大切なことだと感じました。
ところで皆さんは、自分が正しいとか当たり前だと思っていることを行おうとするときに、周りの人が誰もやっていない環境では、ばかばかしいとか、やっても無駄だとか思ったことはありませんか。
かつて陸上の強豪校であった岐阜市立伊奈波中学校の陸上部に、こんな詩が伝わっているそうです。「角砂糖一個の思想」という題です。
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角砂糖一個の思想
海の水は塩っ辛くて、これを甘く変えることは不可能である
あなたが手のひらに角砂糖を一個持っていて
それを浜辺からポチョンと海に投げ入れた
なめてみる
海は以前と変わらず塩っ辛い
だけど海はあなたが投げ入れた角砂糖一個分
確実に甘くなっている
もし、朝グランドにあなた一人だけであっても
あなた一人でも目的意識を持って練習に打ち込むならば
確実に努力した分だけあなたの実力は高まる
あなたが一生懸命に目標に向かえば
あなた一人分のやる気や志が
部の仲間たちの心に確実に伝わり広がっていく
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どうですか。
勉強でも、運動でも、あいさつでも、ボランティアでも、小さな当たり前の積み重ねが大事なのです。
角砂糖一個分の、小さな当たり前を積み重ねましょう。