本日の朝礼は、たくさんの部活動の表彰伝達がありました。(団体戦のみ掲載)
<ソフトテニス部男子>
尾北支所中学校春季ソフトテニス大会 団体優勝
<ソフトテニス部女子>
尾北支所中学校春季ソフトテニス大会 団体優勝
<ソフトボール部>
尾北支所中学校春季ソフトボール大会 団体優勝
西尾張ソフトボール選手権大会(中学生の部)準優勝
表彰伝達のあと、校長先生から「常が大事」という気持ちで練習を進めている成果だというお話がありました。
今日は、部活動でたくさんの表彰をすることができました。これも「常が大事」を意識して、日頃から練習を重ねてきた成果です。おめでとう。一方で、同じように努力をしても、結果が出ないこともあります。このことをどのように考えたらいいでしょうか。
アルフレッド・アドラーという有名な心理学者がいます。アドラーによれば、努力の仕方には2種類あると言います。1つは「優越への努力」、もう1つは「完全への努力」です。
「優越への努力」は、「人より優れたい」、「あの人に勝ちたい」という努力です。これは、人と敵対する努力なので、失敗すれば敗北となります。
これに対して、「完全への努力」は、「誰かの役に立ちたい」、「周りの人と一緒に成長したい」という努力です。これは、周囲と一緒にする努力なので、失敗しても、それは仲間にとっての財産となります。
部活動に当てはめると、「優越への努力」では、相手に勝つことのみを目標に努力します。すると、負ければ落ち込みます。これに対して、「完全への努力」では、闘う相手をも自分と一緒に成長する仲間と考えます。すると、負けても、それは互いの成長に役立つことになります。失敗は成長へのワンステップとなり、互いに高め合おうとする目標は継続します。
今、テニスで大活躍をしている、現在世界ランキング5位の錦織圭選手が、一時的に4位になった時、マスコミは大騒ぎをしました。しかし、錦織選手はインタビューで、「本当に申し訳ないけど、ランキングはどうも思っていない。どうせ上がるし下がるし」と答えています。
おそらく、錦織選手は、ランキングなど問題ではない、トップ選手同士が互いに競い合って自分も相手も力を伸ばすことが大切なのだ、と言いたかったのではないでしょうか。 これこそが「完全への努力」であると言えます。錦織選手は「完全への努力」をして、今も世界ランキング上位の相手と実力を競い合っているのです。
「ABCの原則」、「そろえる」、「常が大事」に加えて、今年は「誰かのために」というキーワードを付け加えました。「誰かのために」役立つ努力とはどんな努力でしょうか。誰かと一緒に成長するための努力とはどんな努力でしょうか。
あなたは、誰のために、どんな努力をしますか。