3年生が修学旅行で訪れたディズニーランドの掃除をしているカストーディアルの掃除の目指すところの紹介を通して 日々の努力と常に目標をもち行動することの大切さについてのお話がありました。週番の先生からは何時間もやる1人での勉強と同じくらい授業1時間には重みがある。「授業を大切にしよう。」というお話がありました。
(5月26日 校長講話)
先週、3年生と修学旅行に出かけました。3年生とは3日間一緒にいましたが、実に立派な行動でした。288人という大人数なのに、静かになるべきときはすぐになり、移動も人数確認も素早くできました。おかげで、時間に余裕ができ、快適に過ごすことができました。これも、今日の朝礼のように日頃から素早い行動をしている成果です。あらためて、「常が大事」ということを実感しました。
さて、修学旅行では、東京ディズニーランドを訪れます。東京ディズニーランドは、何度も行く人の割合であるリピーター率が97%という驚異的な数字です。つまり、ほとんどの人がまた行きたくなるところなのです。
なぜ、東京ディズニーランドには何度も行きたくなるのでしょうか。その理由の一つに美しい環境があります。つまり、掃除が行き届いているのです。
ここで掃除をする人たちは「カストーディアル」と呼ばれています。誰かが食べ物などをこぼすと、カストーディアルがやってきて、見事な箒さばきで、瞬く間にゴミを掃いていきます。
私たちが見かけるのは「デイカストーディアル」という開園中の掃除をする人たちです。しかし、ディズニーランドでは、閉園後も、「ナイトカストーディアル」という人たちが、深夜、徹底的な掃除をしています。高圧の水で路面の汚れを落とす作業をはじめ、アトラクション、レストランなどの清掃を、開園ぎりぎりまでするそうです。彼らがめざすのは「新規開業時点に戻す」こと、そして、清潔さの基準は、何と「赤ちゃんがハイハイできる」美しさだそうです。
そのために、ディズニーでは汚れたら掃除をするだけでなく、汚れる前に掃除するのです。だから、私たちは、いつ行ってもきれいなディズニーを楽しむことができるのです。
東京ディズニーランドの目的は、「ゲストへのおもてなし」と「ハピネスの提供」です。そのために、東京ディズニーランドを「世界一安全で清潔な場所」にしようと誇りを持って仕事をしているカストーディアルたち。ゲストのためなら何でも臨機応変に、笑顔でするそうです。
目的をもって働く人の姿はかっこいいですね。
皆さんは、日々の勉強や運動、清掃や係活動などにどんな目的をもっていますか。何にでも目的をもって行動しましょう。