学級役員 専門委員の任命式に引き続き 校長先生から昨年度の清掃場所の雑巾の写真をもとに清掃についてのお話がありました。「常が大切」をいつも意識して行動し、ワンランク上を目指していきましょう。
(4月14日 校長講話)
今日は、ここに、一枚の写真を持ってきました。これは、昨年度撮った、ある掃除場所の雑巾の写真です。皆さんからは見にくいかもしれませんが、どの雑巾もボロボロです。
これを初めて見た時、校長先生は「早く新しい雑巾に変えればいいのに」と思いました。しばらくすると、さすがにこの雑巾では掃除ができなくなったのでしょう、全て新しいものに変わりました。しかし、その新しい雑巾は、一ヶ月もしないうちに、また元と同じようにボロボロになり始めました。
何故かと思って、この掃除区域を見に行くと、そこでは、雑巾掛けの生徒が一心不乱に床を磨いていたのです。つまり、一生懸命床を綺麗にしようとした結果、雑巾がすぐにボロボロになってしまうのです。
掃除の時間に掃除をするのは当たり前です。でも、その掃除区域の人は、その当たり前のことを、誰にも負けないくらい一生懸命やっていたのです。
始業式で、今年は、「常が大事」という言葉を意識して、ワンランク上の「ABCDの原則」を目指しましょうという話をしました。「常が大事」というのは。「いつでも、どこでも、誰にでも」という意味です。
先ほど紹介した掃除当番の人は、校長先生が見に行ったときだけ一生懸命やっていたわけではありません。常に一生懸命やっているから、雑巾がボロボロになっていくのです。
当たり前のことを、バカにしないで、ちゃんとやり続けることで、「できる人」「できた人」を目指しましょう。