校長先生より2学期のまとめと元体操選手山脇さんについてのお話がありました。引き続き 河合先生 高岡先生より冬休みの生活のお話がありました。
(2学期終業式式辞)
最も長い学期である2学期を、今日で終業します。全校843名の皆さん,2学期を振り返って,どのような思いを抱いているでしょうか。
校長先生は、どの学年も、体育大会や合唱コンクールなど、仲間とともに乗り越える大きな行事を経験し、肉体的にも精神的にも大きな成長を遂げることができたのではないかと思っています。
1年生は、しっかり中学校生活に慣れ、小学生の時とは比べものにならないほど逞しくなってきました。コスモス祭など、中学校の行事を一通り経験して、2年生・3年生になったら、あんな先輩のようになりたいという具体像を描き始めた人も多いのではないでしょうか。
2年生は、夏以降、部活動の中心となり、高い目標に向かってがんばってきました。生徒会活動でも、後期は3年生に代わって学校をリードする存在になり、頼もしさと感じています。中学校生活の半分を終え、少しずつ、進路のことも考えるようになってきたのではないでしょうか。
3年生は、いよいよ義務教育の最終段階を迎えました。体育祭の応援合戦で魅せたリーダーシップ、コスモス祭で魅せたパフォーマンス、駅伝で魅せた不屈の精神、合唱コンクールで魅せた共感力、どれ一つをとっても中学校生活最後の行事として、「魅せる」を意識した行動をしてくれたことをたいへんうれしく思っています。卒業までにさらに多くの場面を魅せて、有終の美を飾ってくれると期待しています。
さて、明日から冬休みに入ります。しばらくは自由な時間が続きます。「コスモス」、輝く自分を実現するためには、どんなことに心がけて、冬休みを過ごすとよいでしょうか。
昨日の中日新聞に、シドニーオリンピックの体操選手であった山脇佳奈さんの記事が載っていました。今は高校で体操の指導をしている山脇先生は、ある生徒を指導するとき、難易度の高い技には見向きもせず、ジャンプやターンを中心に基礎練習を繰り返しました。その結果、その生徒は大会で驚くような高得点を出して、インターハイの選手になれたそうです。
そこには、「努力の継続こそが真の才能である」と書かれていました。
決して派手ではない、地道で、当たり前のことをやり続けることこそが才能だという意味ですが、これはまさしく「ABCDの原則」ですね。
当たり前のことを、ばかにしないで、ちゃんとやり続ける 冬休みにしましょう。
以上で、式辞といたします。
平成25年12月20日
校長 野木森 広