本日 表彰伝達に引き続き 2学期最初の朝礼が行われました。校長先生から「当たり前のレベル」についてのお話がありました。当たり前のレベルをみんなで上げていきましょう。さあ、1週間が始まります。がんばっていきましょう。
(9月9日 校長講話)
今日は「当たり前のレベル」ということについて話をします。
夏休みに入ってすぐの7月22日、さいたま市の南浦和駅というところで、電車から降りた女性がホームとの間に落ちて挟まり身動きできなくなってしまいました。そこで、32トンもある電車の車両を、そこに居合わせた乗客や駅員が、みんなで力を合わせて傾け、女性を救出しました。もし、皆さんがそこにいたらどうしますか。おそらく、みんなと一緒に力を合わせたでしょう。日本にいればこれは当たり前のことに思えますね。
しかし、この出来事は、海外では、奇跡的なこととして報道されました。
たとえば、アメリカのCNNでは、「日本から素晴らしいニュースです」と紹介され、「おそらく、日本だけで起こり得ること」と報道されました。イギリスの新聞には「駅員や乗客が、集団で、英雄的な行動を示した」、イタリアの新聞には「イタリア人だったら眺めるだけだろう」、中国のテレビでは「中国で同様の事故が起きれば、大多数の人はやじ馬見物するだけだ」などと報道されたのです。
どうやら、人を助けるために力を合わせるという点では、日本人の「当たり前のレベル」は海外に比べて高いようですね。
さて、岩中の当たり前のレベルはどうですか? たとえば挨拶は、人からされたらするのが当たり前ですか、自分からするのが当たり前ですか?
先日、大雨で下校が大変だったときの翌日、校舎内が汚れているのを見て、誰に言われるわけでもなく雑巾がけをしている生徒を見かけて幸せな気持ちになりました。毎朝ボランティアで校舎周りの掃き掃除をしている生徒なども含めて、岩中には当たり前のレベルの高い生徒が多いなと思っています。当たり前のレベルを高めましょう。