雲一つ無い快晴の本日、修了式を迎えました。
修了式は例年通り体育館では行えませんでしたが、教室のTVで全員が見守る中、職員室で代表生徒が校長先生から修了証を受け取りました。
その後、校長先生から当たり前が当たり前でなかったこの一年についてのお言葉をいただき、無事に修了式を終えることが出来ました。
2か月遅れでスタートした令和2年度が本日修了します。岩倉中で大切にしているABCDの原則+感謝。「当たり前のことを ばかにしないで ちゃんとやれる人こそ できる人」のABCDの原則に、当たり前の反対である「当たり前ではない あることが難しい あり難い ありがとうという感謝」、それをプラスし、感謝の気持ちを常に大切にしながら、当たり前のことにも感謝しようという意味です。
毎日学校があるという当たり前が臨時休校で当たり前ではなくなり、6月に学校を再開してからも学校生活の当たり前の多くが当たり前ではなくなりました。当たり前のことが本当にありがたいことであると強く感じてきた一年であったと思います。私が初めて、ABCDの原則に感謝をプラスしようと岩中生に伝えたのは、2年以上前の2018年9月です。当然、その時にはコロナウイルスのことは誰も知りませんでした。コロナが蔓延する前から、岩倉中はABCDの原則+感謝を大切にしてきているのです。生徒の皆さんの口から「感謝」という言葉を本年度ほど多く聞いた年はありませんでした。例年より2か月少ない一年間ではありましたが、何とか無事に今日修了式を迎えられたことに感謝をし、一区切りを付け、春休みの間、本年度を反省し、新たな目標を立て、少し準備運動をして、来年度新たなスタートラインに立ってほしいと思います。
多くの制限のある中、辛い思いもしたことと思います。本当によく頑張りました。その頑張りも成長だと思います。以上で、式辞とします。
令和3年3月24日
校長 高御堂 勝久