3/10 色を知ると見えてくるもの
- 公開日
- 2020/03/10
- 更新日
- 2020/03/10
2年生
岩中生の皆さん、浅野先生のexerciseにはチャレンジしましたか?長い休みを終えてから急に学校で体を動かすと、ケガにつながることもあります。無理のない範囲で体を動かすようにしましょう。
それでは、昨日の「伝統色クイズ」の答えです。自分がイメージした色と比べてみてください。PCやスマホの画面越しでは見え方が違ってくるので、次は自然の中から、これらの色を探してみるのもいいですね。
・紅梅・・・やや紫みのある淡い紅色。
・薄桜・・・紅みを含んだ白色
・菜の花・・明るく鮮やかな黄色
・菫・・・・やや青みの強い紫色。平安時代から使われています。
・萌黄・・・若葉のようにさえた黄緑色。平安時代は若者向けの色として好まれたそうです。
・鶯・・・・暗くくすんだ黄緑色。
・鳥の子・・赤みがかったごく淡い黄色。平安時代は「鳥の子」を「卵」と読みました。
・勿忘草・・明るい青色。勿忘草はヨーロッパ原産の花。明治期からの新しい色名。
・長春・・・灰色がかった鈍い紅色。昔、中国から渡来した「庚申薔薇(こうしんばら)」の漢名「長春花」からきています。
伝統色を調べてみると、時代背景などが分かってきます。また、ただの黄色やただの黄緑色、と表すのではなく、様々な修飾語をつけることで、よりその色を正しく表すことができます。一色から得られる情報は一つではありません。TVやスマホ、パソコンなどの電子機器を見ていることの多い、現代人の私たち。ですが、周りにある自然の色に目を向けてみると、先人たちの「暮らしを豊かにする工夫」に触れられるのです。