岩中生の皆さん、体調を崩さず元気に過ごしていますか？今日は気温が２０度近くまで上がり、春らしい陽気です。ですが明日は雨の予報。公立高校Ｂグループの面接の日でもあります。受験生の皆さんは、最後の１日も気をつけて行って来てください。

　さて、今日は「春の色」のお話です。食べ物の色、洋服の色、家具の色、花の色、空の色・・・少し意識して見てみると、私たちの暮らしは更に豊かなものになります。特に春は、たくさんの植物が芽吹き、生き物たちも活発に動き始めます。空模様も、冬とは違って見えます。気候に合わせて、明るい色の服を着たくなる人もいるのではないでしょうか。
　季節の移り変わりを自然の中から感じ取っていた昔の人は、その色に名前をつけ、生活や芸術に取り入れていました。絵画だけでなく、染めもの、詩や歌、小説といったものの中にも、色が取り入れられています。『春はあけぼの…』で始まる枕草子。「あけぼの」も一つの色ですが、皆さんはどんな色を想像しますか？ちなみに漢字では「曙」と書きます。別名「東雲（しののめ）」です。日本の伝統色の名前は、難しい漢字で名づけられているものもあります。でも、名前や読み方を知っていると、日々の暮らしが少し色づいて見えるかもしれません。
　最後に、春にぴったりの伝統色の名前を載せます。どんな読み方？どんな色？ぜひ考えてみてください。答えはまた明日。

伝統色クイズ♪この色はどんな色？
　難易度★☆☆
　１.紅梅　　２.薄桜　　３.菜の花
　難易度★★☆
　１.菫　　　２.萌黄　　３.鶯
　難易度★★★
　１.鳥の子　２.勿忘草　３.長春