昨日、卒業式が挙行されました。卒業生・在校生総代・職員・保護者のみの式でしたが、全員の心に残る素晴らしい式となりました。保護者の皆様にも花道をつくっていただき、全員がHappyな気持ちで終えることができました。
3年間にわたり、保護者の皆さまのご理解・ご協力、誠にありがとうございました。今後も生徒の皆がHappyな人生を送ることができるよう、職員一同祈っております。
式 辞
本校第七十三回卒業式がこのように挙行できますことに安堵を感じると共に、ご臨席いただきました保護者の皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。また、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。手塩にかけたお子様が心身共に立派に成長し、ここに義務教育修了を迎えられたことに、お喜びもひとしおのことと存じます。これまでのご苦労に深く敬意を表しますと共に心よりお祝い申し上げます。
さて、令和最初の記念すべき卒業生である二百六十九名の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんとの出会いは、二年前の四月の始業式でした。皆さんの整然と式に臨む姿に中学生としての頼もしさを感じました。
目的地を福井県大野市に変更して、初めての取組となった宿泊学習。大野市との交流の礎を築くことができました。
校舎階段踊り場には、本年度の思い出の写真が残されています。皆さんのいっぱいの笑顔に出会えるその場所が私は大好きです。特に、登山道まではっきりと見える絶景の富士山を背景にペンションのオーナーさん達と一緒に撮影した写真。三日間、晴天に恵まれた修学旅行を思い出します。ペンション入村式でのパブリカの歌と踊り。感動で涙を流して聴いてくださったオーナーさんのことが忘れられません。
今年こそは晴天にという願いもかなわず、三年連続予備日実施となった体育大会、それでも、皆さんのパワーは最高でした。コスモス祭では皆さんのパフォーマンスに圧倒されました。寸暇を惜しんで練習に取り組んだ合唱コンクール。交流会では、三年生の迫力、表現力に感動を覚え、胸が熱くなりました。
あらゆる場面で下級生を導く三年生の姿は下級生にとっての目標であり、下級生は三年生の後ろ姿を追いかけ、伝統を受け継いでくれると信じています。特に、部活動における皆さんの姿は、下級生にとってのあこがれであったと思います。
昨年度の学年一斉道徳。本年度の各学級での道徳の授業。皆さんを身近に感じることのできた幸せな時間でした。そして、先日の修了式後の合唱、正直いうと必死に涙をこらえていました。ありがとうございました。
今年の夏には東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が予定されています。その大会で、皆さんと同じような十代の若い選手の活躍も期待されています。皆さんも将来に向けて、大きな可能性を秘めています。大きな夢を抱き、その夢の実現に向けて邁進してほしいと思います。「大夢邁進」です。
結びにあたり、三年間の学年訓であった「Be Happy」、全校合唱曲「コスモス」の歌詞には「時の流れに 生まれたものなら 一人残らず 幸せになれるはず」とあります。
コスモスの生徒たちであった卒業生の皆さん、皆さんのこれからの人生が「Be Happy」であることを祈念し、式辞といたします。
令和二年三月三日
岩倉市立岩倉中学校長 高御堂 勝久