今週は朝礼でスタートしました。表彰伝達では、ブラスバンド部と明るい選挙啓発ポスターの表彰がありました。校長先生の話では、今、熱い戦いが行われている冬季オリンピックの話で、選手たちは4年間の努力を大会で披露しているが、その間には、苦労や挫折もあることをスピードスケートの高木選手の話を交えて紹介してくださりました。高木選手が、自分のすべてを変えようとしないで失敗したソチオリンピックから、アドバイスを受け入れる大切さを学んび成功を遂げていることをお話してくださりました。また、生徒会からは、金曜に行われる「卒業生を送る会を成功させよう」、「課題提出キャンペーンの開催」についての話がありました。
(2月19日校長講和)
平昌オリンピックが行われています。日本人がメダルをたくさん取っているので、テレビで観戦している人も多いのではないでしょうか。
メダリストの言葉からは、多くのことを学べます。怪我から復帰した選手、スランプから脱出した選手、過去の悔しい経験から練習を強化してきた選手など、並々ならぬ努力を感じます。
一人一人の環境はそれぞれ違いますが、どの選手にも共通していることは、ピーキングです。ピーキングとは、本番に向けて、自分の状態をピークに持っていっていくことです。オリンピックは4年に1度しかありません。それに向けて、肉体的にも精神的にも、最高の状態にするために、4年間努力し続けた選手のみがメダリストになれるのだと思います。
もう一つ、校長先生が学んだのは、素直であることの大切さです。スピードスケートで既に2つのメダルを取っている高木美帆選手は、中学生の時にバンクーバーオリンピックを経験し「スーパー中学生」と言われるほどの実力を持っていました。しかし、次のソチオリンピックには出場できませんでした。彼女自身がその原因を語っています。
「自分の滑りを変えようとしなかった」
周りからのアドバイスや指導があったにもかかわらず、自分のやり方を貫いてきました。ところがソチに落選してから考えが変わり、筋力トレーニングを取り入れるなど自分を変えていこうと努力しました。そして、今それが素晴らしい記録に結びつき、見事な復活を遂げてきました。
自分のやり方にこだわり、アドバイスを受け入れない人はなかなか育ちません。しかし、素直な人にはのびしろがあり、大きく伸びていきます。
本番に合わせて自分の状態をピークに持っていくピーキングと、アドバイスを受け入れる素直さ、私たちの生活にも生かせそうですね。