学校日記

【校長室より】子どもたちの命を100%守るために〜自転車通学における安全指導と地域・家庭への願い〜

公開日
2026/09/11
更新日
2026/09/11

校長室

日頃より、本校の教育活動に対し、温かいご理解と多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。 また、日頃から本校の自転車通学の生徒たちをやさしく見守り、温かい目を向けてくださることに、深く感謝申し上げます。

去る9月10日(木)、全校の自転車通学者を集め、担当者および生徒指導主事によるマナー指導を行いました。

その中で、生徒指導主事の口から出た「緊急事態」という言葉。 まさに、私も全く同感です。

以前、私が運転免許証の更新時に警察の方から聞いたお話が、今でも強く心に残っています。 「自動車は、使い方によっては大変便利な道具であるが、一歩間違えば、あっという間に恐ろしい凶器になる」

悲惨な交通事故のニュースは、今なお後を絶ちません。 そして、それは自転車も同じです。いや、剥き身で乗る自転車だからこそ、被害の大きさを思えば自動車以上かもしれません。 子どもたちのけがや、取り返しのつかない事故を防ぐためにも、今、学校だけでなく、保護者の皆様、そして地域の皆様のお力によるご指導がどうしても必要なのです。

日頃、地域の方々におかれましては、生徒の危険な乗り方やマナー違反を目にされた際、学校へお電話などでご心配やご指摘の声をお寄せいただいております。温かいお心遣いと、学校の目が届かないところでの見守りに、改めて感謝申し上げます。 そうした中で大変恐縮ではございますが、もし可能でございましたら、学校へのお電話だけでなく、その場ですぐに「危ないよ」「気をつけてね」と、お近くの大人の方からも一言お声がけをいただけますと幸いに存じます。学校としても、地域の中で温かく見守り育てていただく力を借りながら、子どもたちの安全意識を高めてまいりたいと考えております。

指導集会の中では、生徒指導主事からこんな問いかけがありました。 「今日お話しした交通ルールやマナー、現在しっかり守れている人は手を上げてください」

結果は、7割〜8割の生徒が手を挙げました。

日々、ヘルメットをきちんと被り、交通ルールや横断歩道でのマナーを守って登下校している多くの生徒たちの姿は、本当に立派であり、その頑張りは心からたたえてあげたいと思っています。実際、大部分の生徒が真面目にルールを実践しようと努めてくれています。

しかし、その一方で、「70%〜80%」という数字をどう捉えるべきか。 私は、「それではまだ不十分である」と考えています。

では、何パーセントなら合格と言えるのでしょうか。 99%なら良いでしょうか――いや、それもダメです。 なぜなら、生徒の命は「100%」守らなければならないからです。

ここで、本校の自転車通学における誓約書の原点を改めて確認させていただきます。

【自転車通学 5つの誓約】

  1. 自他の交通安全に配慮し、地域の方にゆずる精神をもって自転車に乗ること

  2. 指定された通学路を使用し、一列で走行すること

  3. ヘルメットを着用し、あごひもをしっかりと締めること

  4. 許可番号のついた自転車で通学し、絶対に改造をしないこと

  5. 雨の日は傘を使用せず、必ずカッパを使用すること

生徒たちには厳しく伝えています。 「どうしても守れないのであれば、無理して自転車に乗る必要はない」と。 「どうしてもヘルメットをかぶりたくない」「どうしても友達と並んでおしゃべりしながら登校したい」といった個人的な希望を優先させたいのであれば、いつでも許可証を返納してもらう――それくらいの覚悟で臨んでいます。

もう一度、強くお伝えします。 子どもたちの命は、100%守らなければなりません。 そして、その命を守り抜く責任は、他ならぬ私たち大人にあります。

一生懸命に頑張る子どもたちをさらに励ましながら、大切な尊い命を守るため、学校、ご家庭、そして地域がひとつのチームとなり、温かくも毅然とした態度で子どもたちを導いていきましょう。皆様のご協力を、心よりお願い申し上げます。