いのち
- 公開日
- 2020/07/19
- 更新日
- 2020/07/19
学校日記
1998年6月、わずか11歳でこの世を去った宮越由貴奈さんが、その年の2月に作った「命」の原文です。今、生きていることはあたり前だけれど、ありがたいこと。
『ー命ー
命はとても大切だ
人間が生きていくための電池(でんち)みたいだ
でも電池はいつか切れる
命もいつかはなくなる
電池はすぐにとりかえられるけど
命はそう簡単(かんたん)にはとりかえられない
何年も何年も
月日がたってやっと
神様(かみさま)からあたえられるものだ
命がないと人間は生きられない
でも
「命なんかいらない。」
と言って
命をむだにする人もいる
まだたくさん命がつかえるのに
そんな人を見ると悲しくなる
命は休むことなく働(はたら)いているのに
だから 私は命が疲(つか)れたと言うまで
せいいっぱい生きよう』