学校日記

岩倉市小中学生平和祈念団 岩倉市戦没者追悼式

公開日
2016/08/15
更新日
2016/08/15

学校日記

 8月15日 岩倉市戦没者追悼式に、岩倉市小中学生平和祈念派遣団が参加しました。12時の黙祷の時には、小学生の代表が平和の気持ちを込めて点鐘しました。また、長崎での学習をもとにまとめられた「平和へのメッセージ」を代表の中学生が朗読しました。

「平和へのメッセージ」
今年5月、アメリカの現職大統領として初めて、オバマ大統領が被爆地広島を訪問しました。大統領はその行動によって、自分の目と耳と心で感じることの大切さを世界に示しました。
 今回、私たちは岩倉市小中学生平和派遣団として、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参加するとともに、長崎市で「被爆の事実」を自分の目と耳と心で感じてきました。
 1日目に参加した青少年ピースフォーラムでは、長崎で暮らす方や、被爆された方のお子さんやお孫さんが、私たち一人一人に原爆の悲劇をフィールドワークで伝えてくれました。さらに、16歳の時に被爆した永野悦子さんは、講演会で弟さん・妹さんが原爆で亡くなった時の状況や、今だまだ癒えぬ心の苦しみを語ってくださいました。
 2日目の式典では、長崎市長が「事実を知ること。それこそが、核兵器のない未来を考えるスタートライン」と話されました。
 私たちはこの2日間でたくさんの事実を知り、「戦争」や「平和」について深く考えることができました。
 世界の平和は人類共通の願いです。しかし、いまだに世界は平和になりません。私たちは平和のために、人と人とのつながりが大切だと考えます。被爆者の永野さんは「まずは隣の人と仲よく」と訴えました。今の私たちがすぐにできることです。隣にいる人とのつながりを大切にしながら、私たちの住む岩倉市、日本、世界へと平和の願いを広げていきたいです。
 「ナガサキ マスト ビー ザ ラスト」「長崎を最後の被爆地に」つらい過去を経験した長崎の人々ですが、明るい未来に向けてたくさんの活動をしていました。その姿に私たち日本人だけでなく、外国人の方々も感銘を受けていました。地域、人種、宗教、国を越えて、平和への願いは同じであることを強く感じました。
 岩倉市平和祈念戦没者追悼式に参加するに当たり、長崎で活動する方々の実行力を参考にし、自分の目と耳と心で事実を学び、平和な社会の実現に向けて、さらに、明るい未来の実現に向けて、できることを一つずつ積み重ねていくことを誓います。

 平成28年8月15日
岩倉市小中学生平和祈念派遣団 代表

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