南中校長室の窓「スポットライトのあて方」
- 公開日
- 2010/01/07
- 更新日
- 2010/01/07
南中校長室の窓
1月7日(木)3学期が始まりました。始業式での式辞の概要を紹介します。
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本日より3学期を開始します。全員元気に新学期が迎えられました。何よりよかったことです。
平成22年、2010年は、寅年、バンクーバー冬季オリンピック開催、愛知県では生物多様性条約第10回締結国際会議(COP10)、現代芸術祭「あいちトリエンナーレ」の開催などが大きなことです。
冬休み中に、ある青年を知りました。青年といっても30歳すぎです。名古屋市に住んでいる人です。(名前等、個人的なことはここでは伏せておきます)今は、あまり有名でありませんが、今後有名になるかもしれません。はじめは、ラーメン店の店長でしたが、書が好きで、なじみのお客さんに直筆のお礼状を送っていました。その書が好評で、ラーメン店の店長をやめ、書道家に転身したのです。主な活動は、イベント等で、お客さんをじっと見てその人から感じる言葉を色紙に書いているそうです。
彼が作ったカレンダーがここにあります。その一部の書を紹介します。
(プレゼンで紹介)
その彼が、書き記した言葉に、なるほどそういう見方もできるなあと共感したところあるので、ここで短く縮めて紹介します。
〜 みんな、そう思ってると思うけど、人間は「いろいろ」からできている。
優しかったり・意地悪だったり・強かったり・弱かったり…………。
じゃぁ、成長って何だろう
僕は、スポットライトの当て方だと思う。
今、ネガティブなあなたは、成長によってネガティブがなくなり、ポジティブが生まれてくるのではなく、ネガティブな自分に当たっているスポットライトをポジティブな自分に当てる。
スポットライトを当てるだけ
そんな自分に気付くだけ
足りないんじゃないよ、気付いていないだけ
自分のスポットライトは、自分次第で、好きなように当てられるよ。 〜
特に最後の4行が印象に残りました。今年度の入学式で、ミラーボールのように、どこか一つはキラキラ光るところをつくるのが学校であるという話しをしました。今まではボールを磨くという見方をしてきましたが、スポットライトの当て方を変えるという見方もおもしろいと思いました。
スポットライトの当て方とは何なのか?「気持ちの持ち方」かなとも思いますが、一人一人考えてみてください。
私の今年のテーマは「深」であるという話を2学期の終業式にしましたが、私のミラーボールが少し深まったかなと思います。
皆さんも今年のテーマの実現に向けて、「笑顔」で「毎日のほんのちょっと」を大切に「ありがとう」と「ごめんなさい」を素直に口にしながら、一歩一歩進んでほしいと思います。
以上で3学期始業式の式辞とします。
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